インクジェット用紙

・インクジェット用紙

 一口に「用紙」といっても、「紙」や「フィルム」、変わったところで「転写紙」や「布」なんかもありますね。でも、1つだけ共通しているのは「インクを吸う」ように出来てることです。当たり前と思うかもしれませんが、ただインクを吸えばいいわけじゃなく、「吸収量」や「吸収速度」、「乾燥性」や「ドット再現性」などいろんな性能を要求されます。実は、プリンターを活かすも殺すも「用紙」次第なんですね。(^_^)

 さて、その最近のプリンターなんですが、今じゃ解像度も高く、色数も多くなってきました。昔は遅かった速度も、かなり上がりました。でも、そのことで「紙」がついて行けなくなり、今では「インクジェット専用紙」が主流になっています。この専用紙は普通の紙とどう違うと思いますか?。実は表面に特殊な処理がしてあるんです。この処理のことを「コーティング」と呼ぶんですが、下のような種類があります。

・膨潤タイプ
 インクを吸う仕組みには2種類あり、膨潤と多孔タイプに分かれます。「膨潤」は「ぼうじゅん」と読むんですが、「寒天」のように水で溶ける樹脂を薄くコーティングしたもので、インクの水分で溶かされて染み込む仕組みです。

 割と昔からあるもので、比較的簡単に作れます。ですが、印字した後の乾きが遅く、水や湿気に弱いという欠点もあります。

・多孔タイプ
 こちらは「たこう」タイプと読み、他にも「空隙(くうげき)型」などと表記されています。これは「スポンジ」のような構造で、小さなミクロの穴がたくさん表面に空いてるものです。インクは穴の中に吸い込まれるわけですが、表面自体は水に強いので、印字した後の耐水性に優れます。

 コストがかかるので主に業務用に使われていたんですが、最近一般用にも見かけるようになりました。
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