光沢紙

光沢紙
市場で最も高価とされるインクジェット用紙が光沢紙です。写真印画紙やアート紙などのメディアに類似した質感を有するインクジェット用紙であるからです。
光沢紙は、高分子系および多孔性微粒子系共にあります。光沢は表面の平滑性によって得られます。光沢メディアとしては、写真用印画紙あるいはフイルムなどの平滑性のあるベースに高分子系コート層を設けた商品が主流です。これら以外にも、写真用印画紙あるいはフィルムなどのベースに多孔性微粒子系コート層を設けた商品や、紙をベースにした多孔性微粒子系コート層を設けた商品があります。それぞれ一長一短ありますが、今後の傾向としては多孔性微粒子系コート層を設けたインクジェット用紙が主流となっていくと考えられます。
顔料系コート層を設けたインクジェット用紙が主流になると考えられる要因として、(1)画質がよい、(2)速乾性である、(3)耐水性がある、の3点を挙げることが出来ます。三菱製紙はすべてのタイプの光沢紙を商品として揃えています。
1)紙ベース顔料系光沢紙(キャスト光沢紙)
・ベースが紙であり比較的安価。
・高精細では、印画紙やフィルムベースに一歩及ばず。
・インク吸収性に優れる。
・印字について、速乾性である。
・白紙部分の変色が起こる場合がある。
・製造方法に特徴あり。

第1層はマット紙同様に塗工し、上層に光沢発現層としてコロイド微粒子層を設ている。光沢発現層を塗工後、湿潤状態にある表面を加熱した鏡面ドラムに圧着し、紙ベースの裏面から蒸気を逃がして乾燥させる、いわゆるキャスト法と呼ばれる方法で製造。

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