ISRC International Standard Recording Code
国際標準記録コード。国別コード(2文字)、オーナーコード (3文字)、記録年 (数字2桁)、シリアル番号 (数字5桁) で構成されている。
Joliet
マイクロソフト社が作成した規格で、ロングファイル名を使って記録できるようにしたもの。CD に記録するファイルに、Joliet ではスペースを含め半角文字を使った64文字までのファイル名が使える。また、Joliet ではWindowsやDOSでCDの内容が見れるように、各ファイルに対応する8+3文字のファイル名も合わせて記録される。
MCI Media Control Interface
MME(Microsoft windows Multimedia Extensions)で定めているマルチメディア周辺機器などマルチメディアに関するパソコン本体とのインターフェイス。
MIXモード
→ミックスモード
MPEG Moving Picture Experts Group
カラー動画の符号式による圧縮フォーマットを決めるISOの下部組織。CD-ROMレベルの比較的低速なデータ転送でも動画が楽しめる。
MSCDEX Microsoft Compact Disk Extensions
DOSレベルでCD-ROMにアクセスできるようにするための常駐プログラム。CD-ROMドライブを認識させるためのデバイスドライバが組み込まれているとMSCDEXによりアクセスできるようになる。
Orange Book
CD-Rに関する事項が詳細に定義された規格書。ソニーとPhilipsが作成した。CD-Rだけでなくまだ実用化されていないCD-MOについても定義されている。
on-the-fly方式
→オン・ザ・フライ方式
PCM Pulse Code Modulation
録音時はアナログデータをA/Dコンバートすることでデジタル化し、再生時はデジタルデータをD/Aコンバートでアナログデータにする音声の録音・再生の方式。
Red Book
ソニーとPhilipsが作成したオーディオCDの仕様であるCD-DA規格に関することを定義した規格書。
SCSI
ANCI(米国規格協会)が規格化した周辺機器のインターフェイス規格。ハードディスク、CD-ROM、MOなど周辺機器を7台までデイジチェーン接続できる。データ転送速度をあげるために、SCSI-2に進化している。
Yellow Book
パソコンのデータやプログラムなどをCD上に書き込めるようにした最初の規格。CD-ROMの標準規格になる。ソニーとPhilipsがマイクロソフトの協力を得て開発した。
[あ行]
イメージファイル
CD-Rでは、データの読み込み遅れから、CD-Rメディアに対して書き込みエラーが発生することがある。エラーを最小限にするために、書き込みたいデータをそのままCD-Rに転送できる形で、あらかじめひとつのファイルとして編集しておく。こうすることで、書き込み時にデータを転送するだけでよくスムーズな書き込みが行われる。このファイルのことを「イメージファイル」と呼ぶ。
ウエル
B'sレコーダの[仮想CDトラック構成]と[データトラック構成]の画面で、トラックやファイル・フォルダを登録するためのウィンドウ。
エンファシスビット
再生のときに音をなめらかにする機能。エンファシスビットを設定すると、トラックにエンファシス属性が書き込まれる。再生時にCDプレーヤーが標準のプリエンファシス曲線で強調補正を行うので音がなめらかなになるという特性がある。現在のCDプレーヤーは、ほとんどがこの機能を採用していないが、有効になっているトラックを再生しても特に問題はない。 B`s Recorder Proでは、音楽データのプロパティで設定できる。
オーサリング
画像データ、音声データ、プログラムなどを対話型で組み合わせて作成すること。ソフトウェアとしては、米マクロメディア社の"Director"が有名。
音楽トラック
CD-DA規格のサウンドデータを記録したトラックのこと。
オン・ザ・フライ方式
CD-Rメディアへの書き込みのための最小限の情報だけを準備し、データそのものは本来あるデータを直接読み込んでCD-Rメディアに書き込む方式。大きなイメージファイルを必要とせず、ハードディスクの空き容量が少なくて済む。ただし、速度の遅いハードディスクやCPUでは、書き込みが間に合わずエラーが発生することがある。
[か行]
仮想CD
CD-Rメディアへの書き込み作業を実行する前に、その内容をパソコン上に仮想的に設定したもの。トラック構成やファイル構成、各種情報が準備されている。仮想CD上に準備された内容が、実際にCD-Rメディアに書き込まれる。
キャッシュ
一度読み込んだデータを、高速に読み出し可能なメモリなどに一定量、保存しておくこと。再度読み出しの命令が来たとき、元のデータを読み込むのでなく、高速な読み出しのできるメモリ部分から読み出すことでデータの読み出しを高速化する。
キャディ
CDメディアを保護しながら、ドライブに入れるためのケース。安定性が高く、CD-Rドライブに向いている。
キャプチャ
画像データや音声データなどをディスクなどに取り込むこと。ファイルとして保存することで、取り込んだデータはいつでも再生できるようになる。
コピー許可
コピーを許可するデジタルデータであるという情報を与えるためのビットのこと。
コンペア
ディスクに書き込みが行われたときなど、元のデータと書き込まれたデータが完全に同一であるかを調べること。
コンベンショナルメモリ conventional memory
MS-DOSでユーザーが自由に使えるメモリ領域のこと。MS-DOSで基本的に管理できる1Mバイトまでの領域のうちの640kバイトまでをいう。640kバイトから1Mバイトの間は、UMB(Upper
Memory Block)と呼ばれる。
-さ-
作業用ドライブ
メディアへの書き込みを実行するのに必要な作業をするためのドライブ。on the fly方式で書き込まないときは、このドライブにイメージファイルが一時的に作成される
サンプリングレート
音声などのアナログデータを一定時間単位でデジタルデータに変換するサンプリングのレベル。サンプリンググレードが高いほど高品質で、アナログの原音に近くなる。ちなみにオーディオCDは、ステレオ、16bit、44.1kHzのサンプリンググレードを持つ。
セクタ
ディスクを読み書きするための最少単位。同心円上にならんだトラックは複数のセクタによって構成される。
セッション
1回のデータの書き込み処理の開始から終了までを指す。
-た-
データトラック
音楽データ(CD-DA)以外のフォーマットで記録されたトラックのこと。一般的なプログラムや画像、ドキュメントなどの各種データを記録したトラックである。
データ領域
ISO9660 規格でユーザデータが書込まれるCD-ROMやCD-Rのディスク上の領域。
ディレクトリ
ファイルをまとめておく収納箱のようなもの。Windows95になってからはディレクトリのことをフォルダと呼ぶことが多くなった。ディレクトリの中にはさらにディレクトリ作る階層構造が可能である。大容量時代の現在では、ディレクトリを使ってファイルを整理する必要がある。
ディスクアットワンス
1度のセッションでCD-Rメディアに必要な情報をすべて書き込む方法。CD-Rメディアに空き容量があっても、追記することはできない。大量生産のディスク向けの書き込み方式。
デジタイズ
音声データなどのアナログデータをデジタルデータ化すること。
ドライバ
周辺機器など認識させたり、コントロールするためのソフトウェア。
トラック
メディアに書き込むときの基本となる構成内容のこと。
トラックアットワンス
メディアへの書き込みをトラック単位で行う方法。マルチセッションはこのトラックアットワンスで書き込まれる。
[な行]
[は行]
ハイブリッド
MS-DOS, WindowsとMacintoshのプログラムを、1枚のディスクに含んでいるCDのこと。MS-DOS ,Windows プラットフォームではISO9660フォーマットとして参照され、MacintoshではHFSフォーマットとして参照される。
パケットライト方式
ディスクアットワンスやトラックアットワンスよりも、小さい単位でデータを書き込む方法。ハードディスク感覚で簡単にファイル単位でCD-Rメディアへの書き込みが行える。
バッファ
データを転送するときに、一時的にデータを保存しておくメモリのこと。連続的にデータを転送する機器と、断続的にデータを受け取る機器の間でデータを転送するときなど、このメモリにデータを一時的に保存することで、効率よくデータの受け渡しが行える。
バッファアンダーラン
CD-Rメディアへのレコーディング中に、CD-Rドライブでホストから転送されたデータを一時的に保存しておくバッファが空になったために書き込みができなくなり、エラーが発生すること。
ビット
2進数(binary digit)の略。コンピュータで扱える最少単位の情報量。
ビデオCD
動画をMPEGの圧縮技術を使ってCDに記録したもの。最大74分の映像と音声を収録できる。ビデオCDに対応したCDプレイヤーが必要。パソコンでは、以前はMPEGボードと呼ばれる専用ハードウェアを必要としたが、最近ではアクセラレータなどでも十分に再生できる。
ファイルシステム
プログラムがファイルを参照できるように、CD のセクタ情報を、ファイルやフォルダなどに変換するシステム。これによりエクスプローラーなどで簡単にファイルを参照できるようになっている。
フォトCD
米コダック社が提唱したCDの規格。写真フィルムをデジタル化してCD上に記録するもの。最大100枚の写真を複数の解像度で記録している。一度に100枚記録する必要はなく追記も可能である。
ブランクCD
まだ書き込みが行われていない新しいをCD-Rメディアのこと。
プリギャップ
トラックを区別するためにトラックのデータ領域の前に書き込まれる領域のこと。ギャップの長さは諸条件により異なるが2〜3秒程度が基本。オーディオCDでは、曲の前後の沈黙区間に相当する。
プリマスタリング
CD-ROMを量産するときの工程で必要な作業。作成したデータをCD-ROMに書き込める形式に整える作業のこと。マスタリング作業の前工程である。
プロテクトメモリ
80286以上のCPUが管理できる1Mバイト以上のメモリ空間のこと。
ベリファイ
B`s Recorder Proでは、環境設定でレコーディング時に書き込んだCD-Rメディアのデータをチェックする項目がある。ベリファイは書き込んだCD-Rメディアが正常に読めるかをチェックしている。ただし、内容までは参照していない。
ポストギャップ
トラックを区別するためにトラックのデータ領域にプリギャップのあとに書き込まれる領域のこと。ギャップの長さは諸条件により異なるが2〜3秒程度が基本。オーディオCDでは、曲の前後の沈黙区間に相当する。
ボリューム
ISO9660規格においては、1枚のCDメディア全体を指す。
ボリューム記述子
ISO9660規格において、CDメディアに各種情報を書き込む領域があり、各種識別子などの情報が記述できる。
-ま-
マウント
メディアを挿入し、コンピュータがCDなどのメディアを認識すること。マウントすることでデータを読み込むことができる。
マスタリング
プリマスタから大量のCDを生産するために、ガラス製のマスタを作成すること。
マルチセッション